売上40億の建設会社社長にして、設計士で最前線!「経営者に違いないが、一生技術者でありたい!!」

若き日の原点に立ち返って設立した建設会社!

「自分が作りたいものを、自分のクリエイティブとして世の中に残していきたい」。

大手工務店でトップの業績を収めたあと、設計士としてのキャリアの原点に立ち返り、独立。株式会社スカイフィールドコーポレーション(東京都豊島区)という建築設計・施工会社を立ち上げた天野智弘(あまの・ともひろ)さん。

事業は順調に成長し、今ではスカイフィールドワークスとスカイフィールドコンストラクションという3社のグループを形成。売上はグループ全体で40憶円を突破した。天野さんはその3つの会社の代表取締役社長を務めている。

天野さんにグループの社長として、それら成功の秘訣と、今なお技術者、設計士であることへのこだわりについて話を聞いた。

社長になる前は、大手工務店でキャリアを積む

天野智弘(あまの・ともひろ)/株式会社スカイフィールドワークス/建築一式工事(材工)、内装一式工事(材工)、家具・什器工事(材工)
天野智弘(あまの・ともひろ)/株式会社スカイフィールドワークス/建築一式工事(材工)、内装一式工事(材工)、家具・什器工事(材工)

–-天野さんの経歴は?

天野智弘(以下、天野) いわゆるバブル世代というか、社会に出るときにバブルが丁度弾けた世代なんです。

私は大学生のときからずっと設計事務所へバイトに行っていて、就職活動を全くせずにそこに入りました。将来は自分で設計事務所を開きたいと考えていました。

しばらくはずっとその設計事務所で働き続けたのですが、バブル崩壊以降、建築業界はどんどん冷え込んで行きました。設計事務所が設計したものは、コストが高いからそれが顕著だったんです。

やがて自分が理想とする設計ができなくなりました。もっと言うと、設計事務所が安く使われる側になってしまったんです。

そこで私は「自分が設計したものがいくらでできるんだろうか。自分で一から作ってみたい」と考えるようになり、31の歳のときに前職の大手工務店に転職しました。

平社員で入って、そこから10年でトップになろうと思っていましたが、39歳で達成することができました。そこから建築本部長になり、次に執行役員になっていったんです。

大手工務店への入社は設計として?

天野 最初はそうでしたが、営業なども含め、全部署でトップを取りました。役員になるってそういうものなんで。最終的には会社全体を見ていましたね。

当時、職人さんの手配は大手工務店でも一括発注だったのを、利益が上がらないから私が止めさせて分離発注するようにしました。

会社のすべての数字の責任は私たち役員にあったので、会社経営についてはそこで十分に学ばせてもらいました。おかげで弊社を作ってから、経営であまり苦労をしていません(笑)。

–独立の経緯は?

天野 前職のとき、入社してから上り詰めるまでのプロセスは考えていたんですけど、上り詰めた後のプロセスを考えていなかったことが私の1番の失敗だったと思っています。

要するにゴールしちゃったんです。私がゴールした瞬間、付いてくる部下がほぼいなくなった。

形式上はいましたけど、気づいたら裸の王様のような(笑)。会社のトップに気に入られるだけの売上と利益を生む仕組みを作ってきたので、私の存在は非常に会社のためになったと思うのですが、自分のためにはなっていなかった。

そこで一度「そもそもなぜ、私は建築を始めたんだ?」というところを考え直した時に、「自分が作りたいものを、自分のクリエイティブとして世の中に残していきたい」という当初の想いに立ち戻ったんです。それで自分で会社を始めようと思いました。

大手と渡り合う建設会社が大切にするポリシーは「スピードの速さ」

設計士のこだわりを語る建築設計・施工会社の株式会社スカイフィールドワークス代表、天野智弘さん

株式会社スカイフィールドグループの事業は?

天野 親会社のスカイフィールドコーポレーションは総合建築業でやっています。スカイフィールドコンストラクションは、施設商業建築(鉄骨・RC)及び不動産コンサルティング事業です。

スカイフィールドワークスは基本的に、店舗建築や内装、マンションのリノベーション、リフォームなどをメインに設計・施工を行っています。

近年は大手通信会社の店舗を手掛けることも多いです。もう60店舗は超していると思います。店舗にもショッピングモールに入るパターンと路面店の2通りあるんですが、弊社は、どっちの施工にも対応できるというところで重宝されているようです。

今度、その店舗のリブランディングが始まるので、その打ち合わせにも参加させてもらっているところです。

–御社の強みは?

天野 やはりスピードの速さです。

弊社は少人数ですから、まずスピードで他社に勝つこと。同じことをやるんだったら、1分1秒でも速くというのが私たちのポリシーです。

大手通信会社さんから東北や北陸、関西の方まで、店舗設計・施工の仕事をいただけているのも、そこで贔屓にしてくれているからかもしれません。

今は価格競争が当たり前なので、すべて相見積、入札があって、そこを勝たないといけないのですが、スピードがないと大手さんとの仕事はできないと思っています。

持って来られたら次の日には具体案を出すっていうぐらいのスピード感。やっぱり、大事なのは入り口です。

目標は建設会社社長に求められる資質を備えた“技術者”

技術者へのこだわりを語る建築設計・施工会社の株式会社スカイフィールドワークス代表、天野智弘さん

–今も社長自ら設計業務を担う?

天野 いまだに図面は描きます。「60歳になったら、自分の好きなもの、作りたいものを作りたい」と思ってやってきたので。

弊社が受ける案件の最初の入り口の部分は、私がやっていることが多いです。いま携わっている大手メーカー企業の案件も、私が図面を描いて現場管理もやり、その結果として定期的に仕事をいただけています。

こういう大手さんとの最初の掴みは、やっぱり一番慣れている私が握りに行くことが多いかもしれません。

–御社の設計の中でも天野さんがトップ?

天野 トップでしょうね。それは間違いない。

私は経営者ですけど、一生技術者のままでいたいと思っています。これまで見てきた中で、技術者が良い経営者になったという話はあまり聞いたことが無いので、私はそこを目指したい。

建設業なんて特に、仕事に波があるじゃないですか。バブルが弾けた後なんて、多くの会社が潰れましたし、今でも結構潰れています。だからこそ、自分の手に職を付けていないといけないと常に思っていて、その感覚はいつまでも大事にしたいです。

思うに、技術者って一生技術者なんですよ。私が古くから知っている協力業者の方々などは、今多くが会長職になっていますけど、70歳くらいになってなお技術者です。

自ら手は動かさなくても下の現場を見て、サポートしている。やはり持っている知識はみんな凄い。それはずっと現場にいるから、磨かれ続けているのだと思います。

–技術者は経営者に向いてない?

天野 大きく分けると仕事って専門職なのか営業職なのかだと思っていて、専門職を選ぶ人間は、自分の世界で殻にこもる人が多いから、コミュニケーション能力が低いんですよ、基本的に。

営業の人たちはどちらかと言うと、「いろんな人に会って話すことが好きだ」っていう方が多い。

日本の社会はどちらが評価されるかと言うと、やっぱり営業職なんです。結局仕事を取らなければ、専門職の仕事はない訳で。一方、技術職の人間には極端に仕事を取るのが下手な人が目立ちます。

でも当然、設計にだってお客様と打ち合わせする過程はある訳ですし、そのお客様に気に入ってもらい、誰かを紹介していただくようになることはできます。技術職の人間たちも、人間力を養っていけば良いんです。

現場だって同じで、作り終わった後お客様に喜んでいただいて、良い監督さんで良かったと褒められ、紹介をいただくとか。弊社の社員には、そんな技術者になってもらいたいなと思っています。

–今後の目標は?

天野 スカイフィールドワークスはまだ新しい会社なので、独自の強みを作っていかないといけません。

今職人さん不足が頻繁に叫ばれている建設業界の中で、職人さんが集まる会社にしたいという構想を持っています。

つまり「職人さんがここに来ると、いろんな仕事がありますよ」という仕組み作りをしたいということです。親会社のコーポレーションが総合建築をやっているからこそ内装だけの仕事もあるし、外装工事もあるし、基礎工事もある。

それをスカイフィールドワークスという会社を通してグループでシェアできるといいなと。

–今後もグループ3社すべての社長を続ける?

天野 会社は走り始めたら、止まる訳にはいかない。でも流石にずっと3つの会社の社長なんてやってられません(笑)。

ゆくゆくは託す予定でいます。会社を3つにしたときに、そこの意思は部下に共有してありますから。

[企業情報]

社名/株式会社スカイフィールドワークス

https://sustina.me/company/662934

本社所在地/東京都豊島区南池袋2-11-9 後藤ビル2F

対応可能職種/建築一式工事(材工) | 内装一式工事(材工) | 家具・什器工事(材工)

対応可能エリア/東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県

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