【対談 サスティナ × 建設業界人】建設業界を輝かせ、日本を新しく変えていこう!

建設業界で働く人たちに学ぶ場・成長する環境を提供し、現場で働く職人にさらなる生きがいと働きがいを創りたいと、建設職人甲子園を立ち上げた小山宗一郎氏(元理事長)。建設職人の新しい価値の創造と地位向上を実現し、日本の発展と繁栄に貢献したいというその思いは、SUSTINA(サスティナ)を立ち上げた大川祐介と同じです。建設業界を変えていくために立ち上がった大川祐介と小山宗一郎氏。業界の現状を憂い、未来へと力強く歩き始めた二人が熱く語り合います。

GUEST

建設職人甲子園 元理事長(創設者)
株式会社メガステップ 代表取締役
小山宗一郎 Soichiro Koyama

メガステップ・小山さんと話す大川祐介

乗っている車は違っても目的地は同じ

小山:大川さんとお会いするのは今日で3回目ですが、3回目の気がしませんね。

大川:本当にそうですね。建設職人甲子園については、弊社の社員経由でその存在を知ったのですが、サスティナと同じ取り組みだな、やり方は違うけれどこれはいいなと感じました。小山さんと実際にお会いしてその思いを強くしましたよ。

小山:僕もそうです。名前が違うだけで、同じところを目指しているなと思いました。

大川:乗っている車は違うけれど、同じ現場に向かっているみたいな(笑)。僕は、理念を非常に大事にしている小山さんのスタンスを尊敬しています。でも、ちょっと気になったのが、建設職人甲子園が掲げている「共に輝く」という言葉でした。

小山:最初にお会いしたときに、大川さんから言われてハッとしたんですよ。いきなり、「生意気言っていいですか。僕はこう思うんですよ。『輝く』じゃなく『輝かせる』に持っていきましょうよ」って言われました(笑)。

大川:「輝く」というのが誰に見てもらって輝いている状態なのかが気になったんです。太陽って輝いているじゃないですか。職人が輝くということは、太陽になるということ。太陽の光で生きていけるのは惑星です。恒星である太陽の輝きがなければ、惑星である若い人たちや社会に建設業界の良さが伝わっていかない。

輝いて仕事をしている先輩たちが支えてくれたり認めてくれることで、若い人も輝けるようになると思うんです。僕はサスティナを通して、職人を輝かせ、業界全体を輝かせたい。それは、小山さんがやっている建設職人甲子園も同じだと思います。

小山:おっしゃる通りです。僕も「輝かせる」というつもりでいましたが、職人は自信や誇りを失っているので、自ら輝くということがほとんどないんですよね。職人自身が仕事をしながらまず輝いてほしい。その先で周りも輝いていく。こう考えて、建設職人甲子園では「共に輝く」という言葉を掲げました。

でも、自分や自分の会社が輝くという側面にウエイトを置きすぎたかもしれない(笑)。大川さんとは初回からこんな話をして、途中からは日本をいかに元気にするかという話で盛り上がりました。すごく刺激的な時間でしたね。

メガステップ代表・小山さん

本気を超えて本気

小山:僕は22才のときに建設業界に入りましたが、正直、途中で逃げ出そうとしたことがありました。この業界は人がなかなか思うように動いてくれないし、職人はどんどん崖っぷちに追いやられているし、働く先輩たちの姿を見てもあまり格好良いとは思えない。だから、他の業界に行こうと思ったんですが、周りを見たら、いっしょにやってきた仲間やお世話になった人がたくさんいる。

これは自分一人で逃げ出すことなんて到底できないなと思ったときに、建設業界を良くしよう、建設業界が良くなってもらわないと困ると真剣に考えました。よし、思い切り楽しい業界にしてやろうと覚悟を決めました。そうして立ち上げたのが建設職人甲子園です。

大川:それもサスティナと同じですね。僕も建設業界の一員として、業界の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと考えています。人間、誰しも自分の人生で何をやっていくかを決める瞬間が必ずあるじゃないですか。

もちろん、社会に入った後で気づきと学びがあって方向転換をすることもあるけれど、できれば社会に出る前にこの業界に入りたい、この業界で自分の人生を豊かにしていきたいと使命感を持って入ってきてくれる子を増やしたい。建設業界はなくなっても衰退しても困る業界です。それほど重要な業界ですからね。何としてでも輝かせたい。

小山:この業界から日本を元気にしたいですよね。うちの会社の若い子も、業界の発展や日本をもっと活気づけたいと心から考えられるようになると、がらりと変わります。自分や会社のためじゃなく、業界や日本のために自分が本気でがんばるんだという強い思いが生まれてくると、強烈にスイッチが入って成長する。それは見違えるほどです。ただ、業界の多くの人はそうじゃない。建設職人甲子園に関わって何のメリットがあるの、という人が多いです(苦笑)。

大川:よくわかります。僕も、この業界を良くしたいと思って、サスティナの意義や役割について一生懸命話していますが、伝わらないことも多く、最近はよく悔し泣きをしています(苦笑)。この業界にはもう諦めている人間が多いんですよ。あるいは、「うちは困ってないからいいよ」という話になったりね。

小山:僕もよく泣きますよ(笑)。以前は感動で泣くことはあっても悔しくて泣くことはなかったんですが、建設職人甲子園の説明会の会場を借りて説明に行っても、ろくに人が集まらず、途中で席を立たれたりすると悔しくて涙がでる。それぐらい本気だってことです。

大川:本気を超えて本気ですよね。

小山:何としてでもやりたいこと、実現させたいことがあるのに、自分の力が足りないことのギャップに泣けてくる。

大川:使命感があるからね(笑)。

小山:僕は生来の口下手で恥ずかしがり屋で人見知り。社員は80名くらいいますが、スピーチが本当に苦手で、社員の前では毎回2分、決まりきった文章を読むだけで、後は幹部に頼んでいました。でも、建設職人甲子園では違います。前に出るのは今でも怖いけれど、人前でスピーチすることを先ずは50回やろうと決心しました。

そして今、半分くらいなのかな。まだ修行中です。でも逃げません。途中で頭が真っ白になったりしますが、自分が伝えたいことは絶対逃げないで伝えようと努力しています。3年後には思いをしっかりと伝えられるようになりたい。これも使命感ですね。

ユニオンテック・大川祐介

いまは建設業界が新しく生まれ変わるタイミングだ

大川:僕は、同じ業界の人間だからこそ、つながっていく必要があると思っています。例えば、ラーメン屋が3軒並んでいたとしますよね。どの店もうちの強みは何なのか、どうしたらお客さんに来てもらえるのか選んでもらえるのかと必死で考えます。そうして互いに切磋琢磨していけば、ラーメン好きなお客さんがそこに集まってくるようになる。

ところが、建設業界は3軒並んでいません。みんな、バラバラ。でも、左官屋さんがずらーっと並んだら僕は意識が変わると思うんですよ。自分の良いところを磨こうとする店が出てくれば、その両隣にも火が灯っていく。皆が変わっていくはずなんです。

小山:いまは、業界が変わっていくタイミングなんでしょうね。新しく生まれ変わる時期に来ている。そこに関わっていけるのは楽しいですよ。

大川:サスティナのスタッフも楽しいし、わくわくすると言っています(笑)。

小山:変な喩えかもしれないですが、昔は、ダンスでは飯を食えなかったのに、いまは違うじゃないですか。ダンスがちゃんとした仕事になっている。同じように、この業界だって変えることはできるはず。建設業界は壮大ですけど、つまりそれは伸びしろが無茶苦茶あるということ。計り知れないことを起こしていけるってことですよ。それを現場から実現できたら最高ですね。

大川:建設業界の労働人口は現在の500万人から10年後には100万人少なくなって、400万人になると予想されています。建設業の許可取得業者数も47万社から38万社に減る。でも、一人一人が1.25倍働けば500万人分、47万社分はこなせる。例えば1日で20平米やる左官屋さんならあとちょっとがんばって25平米、1日で50平米やるクロス屋さんなら62.5平米を出来る方法を考えてみるとか。意識とやり方さえ変われば、楽にできますよね。

小山:1.25倍なら余裕でしょう。

大川:ええ。チャレンジすることで、みなの意識が上がり、効率が上がっていけば、1.25倍なんて何でもない。つまり「共に創る」の共創ですよ。そうでなければ、業界は衰退の一路です。力を合わせないと無理。だから、皆が建設業界で輝きだして、若い人にその輝きが届くようにしたい。あの業界、カッコいいなと思われるようにね。

小山:今だから言いますが、実は僕もサスティナと似たような構想を描いていて、職人応援団というブランドまで考えていました。だから、サスティナについて知ったときには衝撃というか、ちょっとショックでした(笑)。ただ、わくわくしていることも事実です。どっちがいいということではなく、「共創」で10のものを100、いや1000にまで広げて、より良い業界にしていきたい。やっぱり、職人が大切にされる世の中にしたいんですよ。

大川:同感です。サスティナと建設職人甲子園。スクラムを組んで業界を輝かせて、新しい日本をつくっていきましょう!

対談模様

株式会社メガステップ
代表取締役

小山宗一郎

1976年生まれ。東京都生まれ。18才で建設現場で働き始め、2001年に23才で株式会社メガステップを設立。左官工事や防水工事、大規模修繕工事、珪藻土塗装に特化した企業にメガステップを育て上げるが、建設業界の未来に危機感を覚え、建設職人から業界、ひいては日本を元気にしたいと建設職人のプレゼン大会・建設職人甲子園を構想。企画・運営を行う一般社団法人建設職人甲子園の代表理事に就任し、「共に学び 共に実践 共に輝く」を掲げて、2015年に第1回建設職人甲子園を開催した。職人の手仕事と可能性に人生を賭けている。

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