職人さんとの信頼関係を持続させるために案件は途切れさせない

職人さんに安定的に仕事を依頼するために案件を増やし続けているという住居のリフォームやリノベーションを行う株式会社友建堂。眞子 友和(まなご ともかず)さんが案件を増やし続ける理由には、信頼関係を持続させるという背景がありました。

気付いた時には独立していた

–株式会社友建堂の主な業務内容を教えてください

店舗の新装工事をメインに、住居のリフォームやリノベーションをおこなっています。

–眞子(まなご)さんが建設業界に入ったきっかけはなんですか?

運転免許をとった18歳の頃に友達に車を借りたんです。そしたら見事に車をぶつけてしまいまして・・・。その修理費を返すために、外壁工事の会社でアルバイトをしました。修理費7万円だったので、1日1万円×7日間のつもりが、そのまま25歳まで7年間働いていました。

–外壁工事から内装業に転職した理由はなにかあったのですか?

外壁工事をしていた時の親方が厳しかったんですよ。でも厳しさに負けて辞めるのは悔しくて、ひたすら耐えて25歳で辞めました。それまで職人だけをしてきたので、仕事を取ってくる手法を知りたいと思い、営業ができる会社に入ったんです。そしたらその会社が悪徳リフォーム会社で・・・その会社は半年で辞めましたね。

–独立をするための道を少しずつ開いていったのですね

悪徳リフォーム会社を辞めた頃に、高校の同級生から声を掛けてもらったのがきっかけで、建設現場に作業員を派遣する人材派遣会社に入りました。その会社では、ちょうど支店を増やしていたところで、そこの支店長を2年くらい勤めましたよ。

–支店長を2年勤めた後どのように独立したのでしょうか?

その仕事に少し飽きてしまいまして、友人と共同経営という形で29歳の頃に会社を設立しました。建設業以外の業種に手を出してみましたが全くうまくいかず、会社を設立したのにアルバイト生活をしていましたね。半年ほどアルバイトをしていたら、知人から内装業の仕事を紹介してもらえるようになりました。そこから少しずつですが仕事が増えていきましたね。振り返ると失敗も沢山していたのに、よく仕事が途切れなかったなと思っています。

完璧に仕上げれば未払いも防げるはず

株式会社友建堂代表・眞子友和さん

–株式会社友建堂はその時設立された会社なのでしょうか?

いえ、株式会社友建堂は2017年に一人で立ち上げた会社です。

–1人で立ち上げた時に不安だったことを教えてください

建設業界って仕事が終わってからお金が動くでしょ。だから、もし払ってもらえなかったらどうしようという不安がありました。ただ、その時自分が確信していたことは、お客様は満足しなければ払いたくないと思うのが当たり前ということです。それなら、お客様を満足させるために完璧に仕上げればいいんだと思って仕事をしていました。

–完璧に仕事をこなしていたということは、今まで未払いなどはありませんでしたか?

はい、幸いなことにまだ経験はしていないです。自分の考えでは「未払い=お客様を満足させていない状態」と思っています。中にはそんなことは関係なく、計画的に未払いを起こす業者もいるとは思いますけどね・・・。

職人さんのために案件を切らさないようにしている

–眞子(まなご)さんご自身の今の働き方について教えてください

施工以外の営業、打ち合わせ、現場監督、資材の手配、職人手配などを全て一人で対応しているので休みがない状況です。自分が休みでも現場は動いているでしょ。だから休んでも電話がかかってくるから休んだ気にならないですね。常に同時進行が5件以上ありますが、一人が担当できる現場には限りがありますので、自分ができない場合は現場監督を外注しています。

–休みがない状況は辛いと思いますが、人を増やす予定はありますか?

今までも何度か面接日までは決まりましたが、お互いの時間が合わなくてダメになりました。今の状態では自分が一から教える時間がありませんので、現場監督や事務をしてくれる経験者がほしいですね。24時間仕事が終わった気がしないから早急に人を増やしたいです。

–お忙しい日々の中で、眞子(まなご)さんが大事にしていることを教えてください

信頼関係ですね。信頼関係を保つために案件を増やして常に職人さんの仕事を切らさないようにしています。そこを重視していれば、急な案件が舞い込んでもすぐに対応してくれる職人さんが確保できます。

–多くの職人さんに常に仕事をご依頼するのは容易ではないと思いますが、一体、1職人さんに月何件くらいの仕事をご依頼しているのでしょうか?

(常に職人さんに仕事をご依頼するという話の最中に、現在依頼している職人さんのリストを見せてくださいました)

大体3件くらいは依頼していますね。職人さんの仕事を切らさないために案件を常に増やし続けていると言ってもいいくらいです。自分の都合のいいように仕事を依頼しても、誰も対応してくれないですからね。

–現在多くの職人さんを抱えていますが、常に不足している職種はありますか?

大工さんと水道屋さんは常に足りていない状況です。特に大工さんが少なくて困っていますね。大工さんと言っても仕事の種類は様々ですから、毎月希望に合った大工さんを確保するのに苦戦しています。

現場監督も自社で回せるようになりたいので人を増やすのが理想

会社の将来を語る株式会社友建堂代表・眞子友和さん

–今はお忙しくて休みがないと思うのですが、眞子(まなご)さんが理想とする働き方などありましたら教えてください

自分は営業が好きなので、営業だけをやりたいんです。自分が取ってきた仕事を捌いてくれる現場監督が何人かいるのが理想だと思っていますので、現在は人を増やすのが目標ですね。今は現場監督も外注していますので、自社で回せるようになりたいです。

身体は休みでも頭と電話は常に稼働している眞子(まなご)さん。ふとインタビュー時に漏れた「なんのために自分は働いているんだろう」という言葉は意識せずに漏らしたのかもしれないけれど心配になりました。職人さんを大事にされていますが、眞子(まなご)さんご自身も大事にしてほしいです。早く、眞子(まなご)さんの仕事を分散できる方が現れることを強く願っています。

取材対象

眞子 友和(まなご ともかず)/株式会社友建堂/内装工事

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