「成長と貢献」を軸に次々と事業を生み出す再生可能エネルギー関連施工会社

信用できる協力会社を探すことが難しい建設業界。その課題を払拭するために、GCストーリー株式会社は独自の解決方法を持っていました。常に一歩先を進む事業のあり方について、太陽光事業の責任者である藤田 浩光(ふじた・ひろみつ)さんに話を伺いました。

GCストーリー株式会社は施工事業と介護事業の2つの柱がありますが、今回は施工事業についての業務内容を教えてください

施工事業は、各種チェーン店舗向けの「看板関連施工」と、エネルギー事業者向けの「再生可能エネルギー関連施工」の2つです。

現在、看板事業は4,300社の協力会社さんがいますが、看板事業はどのように成長して加盟店を増やしていったのでしょうか?

元々、創業者が仙台で看板の商材を看板屋さんに卸す商社で働いていたんです。その時の営業先が看板屋さんだったので、仙台の看板屋さんはある程度知っていました。そこで、インターネットが普及し始めた際に、看板専用のポータルサイトを作ろうということになったんです。車で全国の看板屋さんに訪問して回り、約1,000社加盟してもらうことに成功しました。

その後、2000年に独立して、「看板ナビ(※現: miruita)」を立ち上げたんです。看板屋さんは直接エンドユーザーと繋がれるため、あまり情報の流通がありませんでした。そのため、匿名でやりとりができる看板ナビはニーズがあり自然に増えていきましたね。

看板事業はチェーン本部向けということですが、全国の店舗が対象なのでしょうか?

そうですね、チェーン店のように全国展開している店舗が対象で、その店舗を各地の協力会社さんにお願いしています。

苦悩を糧に対外価値を生み出す

GCストーリー株式会社の太陽光発電事業責任者・藤田浩光さん

なぜ太陽光発電事業を始めようと思ったのですか?

今、弊社は15期目になるのですが、10期目に入った頃、太陽光発電の市場が伸びていたんです。そこで、太陽光発電を始めようとなりました。弊社の太陽光発電は、今二つの事業から成り立っていまして、一つ目はソーラーカーポート、二つ目は大型の発電所の草刈りです。

ソーラーカーポート(本来雨や風避けの役割であったカーポートの屋根を太陽光発電にしたもの)は柱があり、基礎があり、電気があるというように、看板に似ていたので営業がしやすかったんです。草刈りは全国規模でやっている会社がいなかったのでたまたまマッチングしましたね。

カーポートの設置は看板屋さんが対応したのでしょうか?

対応できると思って始めてみたのですが、作業をしてみてわかったことが、看板屋さんとは少し畑違いだったようで思ったよりも難しかったんです。特に土木の部分が難しかったですね。だからと言って、外構屋さんが設置できるかと言うと電気が苦手ですし、太陽光屋さんは電気ができるけど建て方ができなかったりなど中々うまくいきませんでした。今は、対応策として、太陽光屋さんに外構を教えたりして対外価値を生み出しています。

再生エネルギーで現在募集している協力業者はいますか?

1つは外構屋さんです。もう1つはお客様対応もできる太陽光発電の電気屋さんですね。

お客様対応もできる電気屋さんが欲しいということは、お客様とのトラブルもあったりしたのですか?

ありましたね。住宅の駐車場を使うソーラーカーポートは、コンクリートに穴を空けて柱を建てます。機械で穴を空けますので、水を掛けて粉塵が飛ばないように注意するのですが、それでも粉塵が出るんですよ。その粉塵が洗濯物についてしまったというクレームや、単純に音がうるさいという声もありますので、その辺りも柔軟に対応してくれる協力会社さんだと助かります。産業用太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)は今年で終了しますが、今までと同様に広げていきたいなと思っています。

太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)について

「太陽光発電でつくった電気のうち、余った分を10年間同じ金額で買い取る」FITという制度が2009年11月に始まりました。その制度が2019年11月に満了となる人が56万件いて、「2019年問題」という名称までついています。問題と言われるのには理由があり、2009年当時の売電価格が48円/kWhと非常に高額だったが、2019年11月以降には四分の一以下の売電価格になるからです。ただ、再生可能エネルギーの推進を国がバックアップしていくことには変わりなく、今後も太陽光発電の設置が増えることが期待されています。

現在太陽光発電事業の責任者である藤田さんがGCストーリーに入社された経緯を教えてください

自分は2009年に新入社員で入りました。就職活動をする中で、最初の頃は「なぜ生きるのか」と漠然と考えていた時に、「自分の成長ではないか」という考えに行きつき、ベンチャー企業を受けていました。漫然とした学生時代を送っていて気付いたんです。社会に出ることは、今まで養われてきた側から養っていく側に変わるんだと。その気付きから、両親や地元に恩返しや貢献をしなければいけないという感謝の念が生まれてきました。

今、目の前にいる藤田さんからは、想像が付かないですね(笑)!

2つの思いが生まれた時に、最初に考えていた「自分の成長」と後から気付いた「恩返しと貢献」が相反するように思えたんです。そのもやもやした気持ちを現代表(西坂 勇人さん)に話したところ、弊社の社名の由来(「Growth for Contribution」成長と貢献)にあるように、「自分が成長した分だけ人のためになれるんだから、うまく両立させられるんじゃないかな」と言われて入社を決意しました。

サスティナでは看板事業も建設業界と言っていますが、入社時に建設業界という認識はありましたか?

まるでなかったです(笑)。看板事業も建設業界だということは働き出して気付きましたが、元々物作りが好きだったので、建設業界と分かった時も、自分は物作りに関われてラッキーだなと思いましたね。

社内の施工管理保持者は皆さん新卒から育てているのでしょうか?

そうですね。弊社は専門工事なのでまだ覚えやすいのかもしれませんが、建築などを学んでいない人を一から施工管理に育てるのはとても難しいです。建築を学んだ人を採用すればいいのでしょうが、事業がBtoBのため、事業内容を届けるのが難しく、建築関係の人を採用するのに苦労しています。

施工管理も外注することはありますか?

弊社の場合は自社で全て対応しています。全国を飛び回ることもありますけど、看板は工期が短いので立会いをしないことが多いんです。どちらかというと、制作を社内で対応して、現場は協力会社さんに任せています。

太陽光発電も同様に協力会社さんに任せていますか?

ケースバイケースです。工事の難易度やお客様の状況、施工会社様との関係に講じて柔軟に対応していますね。

信用できる協力会社を見つけるのも一苦労

協力業者探しの苦労を語るGCストーリー株式会社の太陽光発電事業責任者・藤田浩光さん

サスティナを使用してみて効果はありましたか?

1年間で2社繋がりました。2社って少なく感じるかもしれませんが、2社を見つけるのも結構大変なんですよ。

サスティナでパートナーを見つける上で大事にしてほしいことがあれば教えてください

遅刻をしない、メールなどの連絡事項をマメにしてくれる、などの基本的なことはありますが、特に重要視していることが1つだけあります。初めて取引をする会社には、こちらから足を運ぶようにすることです。相手の会社に行くと、相手が普段働いている環境を知ることができますので私達も安心なんですよ。

建設業界はデジタルに慣れていない方が多いというイメージがありますので、メールなどの連絡をこまめにするのは難しくないでしょうか?

それでいうと、デジタルに慣れていない方は最初から「ごめんなさい」です。自分の考えでは、マッチングサービスに登録しているのであれば、ある程度のリテラシーを備えておいてほしいと思っています。そのため、連絡を取るのにも、メール、SNS、LINE、&PADなど、用途に合わせて使い分けてほしいですね。ただ、太陽光発電は近年できたものですので、割と若い職人さんが多く、その辺は今のところ苦労していないです。

建設業界はIT化が進んでいない分野だと思うのですが、その点はどう思われますか?

職種にもよりますが、若い人は柔軟に対応していると思いますね。自分の理解ですと、建築土木工事、公共民間工事いうマトリックスになっていて、公共工事寄りの人は慣れていないイメージがあります。

今後は新しく始めた事業に力を入れていく

会社の将来を語るGCストーリー株式会社の太陽光発電事業責任者・藤田浩光さん

太陽光の責任者としての今後のビジョンを教えてください

ここ一年くらい直接web経由でソーラーカーポートを販売する事業を始めたんです。それが芽をだしてきているので、3~5年くらいかけて徐々に伸ばしていきたいですね。ソーラーカーポートも一般的に普及されている状態が理想ですので、少しずつでも広げていきたいと思っています。

職人が個別に持っていたノウハウを事業に取り入れた看板事業や、ニーズが増えていくと読んだ太陽光発電事業。常に他より一歩先を見て進むGCストーリー株式会社の今後に期待したいインタビューになりました。

取材対象

藤田 浩光(ふじた・ひろみつ)/GCストーリー株式会社/看板関連施工,再生可能エネルギー関連施工

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