電気工事の協力業者を探すときに大事にしたいお客様目線

元請けが工事業者選定でお客様目線を大切にすべき理由

「ある事業のために他人を使用する者は、被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負う。」民法715条1項にはこのように明記されています。つまり、元請けは電気工事の協力業者が原因で発生した過失であっても、その責任を負う(使用者責任)場合があるのです。

元請け業者が協力業者を指揮監督する関係性にある場合に、上記の責任を負うことが考慮されます。建設業の場合、多くの工事がこれに該当することが多いことは言うまでもありません。だからこそ、元請け業者は協力業者を募集する際に、技術はもちろんのこと、施主や現場の近隣住民からどのように見られるか、法令遵守を徹底できるかなども加味して選定しなければならないのです。ここでは広義的にそれを「お客様目線」とさせてもらいます。

お客様が電気工事士に求めていること【調査結果】

本記事で以下に書かせてもらった内容は、日本SHOKUNIN総研(JSI)が発表している研究レポートをもとにしています。その中で、この記事のテーマとして取り上げたのが、生活者(建設業界従事者以外)の20代〜60代の男女500名に質問した下記の質問についてです。

Q.「リフォームや修繕、新築工事などで職人さんに仕事を直接お願いする時、どのようなことを最も重視しますか。(複数回答)」

(上から順に)

・工事の技術力・質が高い

・誠意を持った対応をしてくれる

・コストを意識した提案をしてくれる

・説明や受け答えが丁寧でわかりやすい(専門用語ばかり使わない)

・コミュニケーションが取りやすい

・近隣の住民への気遣いがある

・工事の進行をこまめに共有してくれる

・身だしなみに清潔感があり、マナーが良い

・追加要望への柔軟な対応

・ヒアリングで、うまく要望を引き出してくれる

・デザイン力が高い

・時間をかけてしっかり仕上げる

・減税措置や補助制度の知識が豊富で、都度提案してくれる

・作業が速い

・工事実績を公開している

・多能工(電気工事と水道工事、空調工事など複数の工事技能を併せ持つ)である

・技術物資を多数所有している

・自分の考えや技術・質へのこだわりが強い

・特にない/わからない

電気工事士に必要な調査結果からの見えた事実

回答で最も多かったのが「工事の技術力・質が高い」となりましたが、こちらは「プロ野球選手は野球が上手い」のと同程度のものとして(それはそれでとてつもなく凄いことではありますが)、この質問においてはそもそもの大前提と考えるべきです。その考え方の基、ここではあえて触れないようにします。

すると、2番目以下に上がっているのは、プロならではの専門性が伴うものではなく、電気工事やその他建設工事以外の分野の職業に当てはめても、共通するような項目が目立つのがわかると思います。上から12番目以下にようやく、専門家としての力を求められるような「時間をかけてしっかり仕上げる」や「作業が早い」(14番目)「工事の実績を公開している」(15番目)が現れます。

元請けが電気工事業者に求めるべき「お客様目線」とは

調査結果からもわかるとおり、施主が求めているものの多くは「対応」「コミュニケーション」「丁寧」のいずれかに含められるような意見が多いことがわかります。つまり「ビジネススキル」や「人間性」「親切心」など、「人として」「社会人として」の部分を大切にして協力業者を募集することが元請けレベルの「お客様目線」になります。

元請け業者は協力業者を指揮・監督する立場にあり、それを実行している上で、上記のような資質を欠いた電気工事士や業者を協力業者として選んでしまったときに、施主ないしは近隣住民などとのトラブルに発展しているはずです。お客様から電気工は「技術ありき」は前提で「人として・社会人として」の部分を大事にされているわけですから、元請けは過去の実績や技術力と同等ないしは、それ以上にお客様目線を大切にできる協力業者を募集しなければなりません。

サスティナを使って電気工事の協力業者を募集するとき、問合せ・応募を受けた企業とは一度面談をしてもらっているところがほとんどです。その際にはぜひ、「お客様目線」に立った仕事ができる電気工なのか、そういう会社なのかも判断するようにしてください。

電気工事士にはお客さま目線の対話力を求めたい

前出のアンケート結果において、1位を除く上位を占めた項目は、職人の技術に特化した内容ではなかったことがわかりました。語弊もあるかと思いますが、これは言い換えれば「技術に注目していない」とも受け取ることができます。正確には「見ても技術なんてわからない」ということかもしれません。かつてメディアで取り立たされた「手抜き工事」は、そうした付け入る隙を狙った犯行でした。

それならば協力業者探しで、元請けが電気工事士に求めたいのは「施主に対してわかりやすい対話ができる力」であるべきです。例えば、施工後に一般人が知る由もな工法や技術を説明したところで、「よくわからない光景」に「よくわからない情報」がプラスされただけとなってしまう。少なくとも感謝される内容とはなりづらそうです。

もちろん施主にとっても正確な技術力は大切ですが、お客さま目線を大切にするならばそれよりも「目線を落として、噛み砕いた工事の説明をできる力」を持ち合わせているかどうかを協力業者選びの中で考慮する方が大切と言えそうです。

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