【内装業の独立事情】23歳の職人が工事会社を立ち上げた理由

50人の職人を抱える内装工事会社に成長

金城健二さんは19歳から内装工事の仕事を始め、23歳で独立。その後、株式会社優健工業を立ち上げ、今では50人の職人を抱える内装工事会社の代表になった。

独立当初は信用されず仕事をあまり請けられなかった経験から「朝から晩まで働いて、必要とされる職人になること」を意識してきたという。

金城さんが内装工事会社を軌道に乗せるまでの経緯や、工事会社の経営で大切なことについて話を聞いた。

内装工事にのめり込んだ職人が4年後に独立

金城健二(きんじょう・けんじ)/株式会社優健工業/内装工事
金城健二(きんじょう・けんじ)/株式会社優健工業/内装工事

–金城さんが内装工事を始めたきっかけは?

金城健二(以下、金城) 高校卒業時の就職活動に失敗し、内装工事のアルバイトを紹介してもらったのがきっかけです。内装工事の仕事をしているうちに「内装業はカッコイイ」と思い、本格的に手に職をつけようと思いました。すぐに求人誌で内装工事会社を探し、19歳の時に本格的に内装工の職人として働きだしました。

職人1年目は資材を運んだり、手伝いをしたりというところからでしたが、徐々に工事の仕上げをさせてもらうようになりました。少しずつ内装工の仕事を任せてもらえるようになると、もっと内装工事を極めたいと思うようになっていったんです。でも勤めていた工事会社では満足できるほど働くことができませんでした。そう思ってからはもう我慢できず、もっと仕事がしたいと23歳で独立しました。

独立する前は遊ばずに仕事一筋でしたから、貯まっていたお金で内装工事に必要な道具一式も自分で揃えることができましたね。

独立後、内装工事会社として法人化

法人化した理由を語る内装工事の優健工業代表・金城さん

–独立してから仕事はありましたか?

金城 独立当初は人脈を使って仕事をもらうことに抵抗があったので、面識がない会社に営業電話を掛けて、東京都内の内装工事会社の下請けをさせてもらいました。

でも、どこの現場に行っても「若い」と蔑まれますし、自分の職人としてのスキルにもそこまで自信がなかったので、とにかく現場で必要とされるように朝から晩まで働きました。

誰よりも早く現場に行って、最後まで仕事をする。そんな働き方をしていると見てくれている人はいるもので、そこで知り合った親方や職人さんが徐々に仕事を紹介してくれるようになっていきました。

–独立後から会社組織にするまでにはどんな心境の変化が?

もともと独立したからには、10人くらいの職人チームの親方になりたいという気持ちはありました。しかし経営者になりたいとは一度も思いませんでした。でも、ある時から建築現場で会う職人さんに「仕事ないですか?」って言われるようになったんです。周囲の職人さんたちに必要とされるのは嬉しかったので、紹介してあげたくなって仕事を探しました。

そして気が付いたら内装工事関連の職人が自然と集まるようになっていて、彼らに胸を張って仕事をしてもらいたかったので28歳の時に法人化したんです。実はその頃は仕事も減っていて、単価も安かったので、法人化するのは反対されていたんですけどね。

–法人化して売り上げは上がりましたか?

金城 仕事の質はもちろんそのままで、法人化してから今までずっと右肩上がりです。

–今までに未払いを起こされた経験はありますか?

金城 ありますね。内装業界では世間一般の当たり前が通用しない部分もあるので、未払いが多いんだと思います。そこは改善していきたいので受注側も気をつけないといけないですよね。

優健工業を通して「内装工事を好き」になってほしい

今後の目標を理由を語る内装工事の優健工業代表・金城さん

–金城さんは今も職人として現場に出ていますか?

金城 今は優健工業の経営者として、営業や人脈作りが仕事の中心です。自分を必要としてもらって、お仕事を紹介してもらえるようになるための草の根活動ですね。自分自身は話が上手いわけでもないんですけど、嘘なく正直に向き合って受注を増やしています。

–優健工業の経営者として特に大事にしていることは?

金城 私の場合は、がむしゃらに仕事をしていたのが今の結果なんです。仕事を頑張るのは誰でもできることだとは思いますが、内装工の仕事を好きになる努力も必要です。内装工そのものを好きになると、その先に人との出会いや繋がりがありますし、お客様にも伝わります。

社員にも優健工業を通して内装工事の仕事や会社を好きになってもらいたいと思っています。会社も仕事も嫌いという状況だけは絶対に作らない環境にしたいですし、成長していける場でありたい。

私が今の立場に居れるのは、社員や職人がいてくれたからです。だから、彼らが輝けるステージを作ってあげられるようにしていきたいです。

–これから優健工業が採用するとしたら、どんな職人がいいですか?

金城 仲間意識がある人がいいです。現場を乱すような自分勝手な職人は、優健工業とは方向性が違いますね。不器用でもいいので、素直で真っ直ぐな成長意欲を持った職人と働きたいです。採用のためには環境をもっと整えていくことも必要だと思っています。

–今後、優健工業として挑戦していきたいことはありますか?

金城 BtoCとして個人のお客様に特化したチームを作っていきたいと考えています。優健工業はまだ、お客様と直接話すスキルが備わっていないので、そうしたスキル向上にも力を入れていきたいと考えています。

[企業情報]

社名/株式会社優健工業

https://sustina.me/company/880

所在地/東京都江戸川区西葛西6-24-5 第2コースタルビル304

工種/内装一式工事 | 軽鉄・ボード工事

対応可能エリア
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